平手打ち
2006年9月24日両手首を拘束し、目隠しをする。色白で痩せた、長身の彼の体は、こういう格好が実に絵になる。首筋から胸、腹、わき腹へと舌と爪を這わせる。んああ、という、30過ぎの男が出しているとは思えないか細く甲高い声が、断続的に漏れてくる。
快楽でからだをよじりながら、次第にうつぶせになり、自分の性器をシーツにこするようにして、ちょっとした刺激にもびくびくと肌をふるわせる、私の玩具。
それだけ聞いても、セクシーでもなんでもないよがり声をもっと上げさせたくなり、なめらかな背中に爪を立て、何度も引きおろす。蚯蚓腫れのようなあとが、あっという間にふえてゆく。ときおり、形よく引き締まったヒップにも爪を立て、噛む。
「背中を」
−ん? なあに?
「背中を、たたいて、ください。」
−ふうん、どうしてそんなことされたいの?
「あなたに、貶められたい。」
−玩具だから?
「…はい。」
そして、週末の日差しのなか、平手打ちの乾いた音が、響く。ひとつ、音がするたびに、馬乗りになった背中の下から、情けない喘ぎ声が聞こえてくる。体をずらして、ヒップにも平手打ちを続ける。
やがて、すっかり赤くなってしまった背中に満足して、携帯で写真を撮る。シャッター音に、彼がまた感じているのがわかる。
拘束を解きながら、だいじょうぶ? と声をかけると、
「まさか、ほんとに痛みが快感に変わるなんて、思ってなかった。ものすごく、気持ちよかったです。」
終わってから、先ほどの写真を彼の携帯へ送り、私のほうからは消去する。気づくと、シーツの彼の性器が触れていた部分に、シミができていた。
快楽でからだをよじりながら、次第にうつぶせになり、自分の性器をシーツにこするようにして、ちょっとした刺激にもびくびくと肌をふるわせる、私の玩具。
それだけ聞いても、セクシーでもなんでもないよがり声をもっと上げさせたくなり、なめらかな背中に爪を立て、何度も引きおろす。蚯蚓腫れのようなあとが、あっという間にふえてゆく。ときおり、形よく引き締まったヒップにも爪を立て、噛む。
「背中を」
−ん? なあに?
「背中を、たたいて、ください。」
−ふうん、どうしてそんなことされたいの?
「あなたに、貶められたい。」
−玩具だから?
「…はい。」
そして、週末の日差しのなか、平手打ちの乾いた音が、響く。ひとつ、音がするたびに、馬乗りになった背中の下から、情けない喘ぎ声が聞こえてくる。体をずらして、ヒップにも平手打ちを続ける。
やがて、すっかり赤くなってしまった背中に満足して、携帯で写真を撮る。シャッター音に、彼がまた感じているのがわかる。
拘束を解きながら、だいじょうぶ? と声をかけると、
「まさか、ほんとに痛みが快感に変わるなんて、思ってなかった。ものすごく、気持ちよかったです。」
終わってから、先ほどの写真を彼の携帯へ送り、私のほうからは消去する。気づくと、シーツの彼の性器が触れていた部分に、シミができていた。
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