朝から、つい

2006年11月6日
朝から、つい
カトラリーボックスのなかのスプーンみたいに、同じ方向を向いてくっついていたら、彼が手いたずらしはじめた。厚いフリースの部屋着の上から、あっという間にわたしの胸の先を固くしてしまう。何度もくりかえし鳴る目覚ましを止め、起きなければと思いながらも、彼の手を下着の中へ引っ張り込む。

…あと2分くらいで次の目覚ましのアラームが鳴る。冷静に考えながらも、体は快楽に翻弄されている。「どうしてほしいの。」。うしろから、疑問形ではなく、耳元で、彼がささやく。

「XXXXX、ほしいの。」。さすがに時間がないからか、彼はじらすことなく、指を抜き取って、次の手順に移る。「さわって。」そう言われただけなのに、わたしは彼を口に含む。もう固くなってはいるけれど、完全に目が覚めてはいないみたいだ。

ゴムの袋を破いて、彼はわたしの頭を脚の付け根から外させる。一気に奥まで挿入してから、枕をわたしの腰の下に入れる。すると、彼が勢いよく動くたびに、子宮口まで届く。

いつも、彼は夜よりも朝のほうが、少し長い。夜もこれくらいだったらいいのに、と思っていると、「ねえ、もういっていい?。」。「うん。」。仕事がなければ、そう言いたくはなかったけれど、そう言ったとしても、堪えられる彼ではないのも、もう分かっている。

そういえば、最初のころ、「ごめんね、はやくて。もっと、って言ってるのに、いつも先に終わっちゃって。」とあんまり毎回、言うので、「そんなに気になるんならサプリとか飲む?亜鉛とか。」と言ったら、意外に素直にうなづいた彼。なので、こないだ買って渡してみたのだけど、そういえば、その後飲んでいるところを見ていない。帰ってきたら、ちゃんと飲んでいるのかどうか、ベッドの中で聞いてみないと。飲んでいなかったら… 彼のアナル開発用に買った、水色のスケルトンの細いバイブを使ってみようか。

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